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冬の旭川観光ガイド!雪景色を見ながらのドライブで穴場も発見

常盤ロータリーイルミネーション2

冬ですので、あまり遠出せずに楽しめるスポットの紹介第二弾。
前回は札幌周辺を取り上げましたが、今回は道内第二の都市、旭川にスポットを当ててご紹介します。

旭川は大きな街ですが、周囲を山に囲まれた自然豊かな都市でもあります。
そうした「街」と「自然」を感じることができる場所をピックアップ。
今の季節でしか見ることのできない景色を見に出かけてみましょう。

<あさひかわ街あかりイルミネーション>

スタート地点は街の中心、JR旭川駅。
駅周辺をお薦めするのは、現在、旭川の中心街をライトアップする冬のイベント、「あさひかわ街あかりイルミネーション」が開催中だからです。
これは旭川駅前の宮下通を起点に、石狩川を渡る旭橋までの北上する各通りなどを、5つのエリアに分けてライトアップするイベント。

昭和通_ツインピラー
↑宮下通から8条6・7丁目までの昭和通では、そびえるツインピラー(手前の橙色と奥の緑色の塔)が象徴的。

各通りをドライブするもよし、クルマを停めて歩いて回るのもよし。
でもクルマが好きなら、常盤のロータリー交差点にはぜひ行ってみて下さい。
常盤ロータリーイルミネーション1

ロータリー交差点(=環状交差点、最近では「ラウンドアバウト」とも)は、パリの凱旋門をはじめとする、ヨーロッパではよく見られる方式ですが、日本では設置例は少ないのです(かつてはそれなりに事例があったようですが)。
小規模のものは全国にそれなりにありますが、国道を通す大規模なものは非常に少なく、常盤ロータリーは国道40号線を含む二車線のロータリーで、国内では大規模なものになります。
道内では釧路市にも国道38号線を含むロータリーがありますが、この方式は信号の交差点よりスぺースを取るため、計画的な都市設計と広い道幅が確保できる道内都市ならではの交差点とも言えます。
常盤ロータリー夏
完成したのは1936年で、80年もの長きに渡って市民に親しまれてきた交差点。
6つの市道と国道とを接続しており、中心には高さ35m、幅6mのシンボルタワーもライトアップされています。

常盤ロータリーイルミネーション2

国内で貴重な交差点ですので、見たことのない人は是非とも行ってみることをお薦めします(慣れてない方は通行にはご注意を!)。

そして常盤ロータリーから、国道40号線(昭和通)を名寄方面に行くと、石狩川を渡る旭橋。
ここまでが「あさひかわ街あかりイルミネーション」の区間です。
旭橋イルミネーション

旭橋は1932年(昭和7年)に建設され、市の南北を結ぶ重要な交通路として歴史を刻んできました。
旭橋_昼間

旭川のシンボルとして長年市民に親しまれてきた橋。
夕陽にそのシルエットが映えます。
旭橋_夕陽

旭川は大小130もの川が流れており、750以上の橋がかかっていて「川と橋の街」とも言われているとか。
ドイツから輸入した鋼で作られた美しいアーチ橋は、かつて北海道三大名橋とうたわれた名橋。
そして旭川八景の一つとして、平成16年には北海道遺産にも指定されている橋なのです。

3月12日まで、こうしたイルミネーションを楽しみながら旭川の街をドライブできます。
お仕事が終わってから訪ねても楽しめますので、まだ見たことない人は一度足を運んでみてはいかがでしょうか。

■「あさひかわ街あかりイルミネーション」開催概要
・期間:2016年12月3日(土)~2017年3月12日
・点灯時間:16:30~22:00(一部会場のみ)、17:00~22:00
・場所:旭川駅前(宮下通)から常盤ロータリーまでの各通り、旭橋など
(詳細は以下のマップを参照)
http://www.atca.jp/machiakari/

Machiakari_map

<嵐山公園/嵐山展望台>

次のドライブスポットは、旭橋と並んで旭川八景の一つである嵐山です。
市街北西にある丘陵地帯から市街地を見下ろすことができます。
嵐山展望台_旭川市街と大雪山

旭橋を渡り、道央道の旭川鷹栖ICに向かって、IC手前で左折。
嵐山スキー場方面に向かいます。
嵐山のふもとには「北邦野草園(冬季休園)」があり、約600種以上の北方系の野草が観察できます。

嵐山公園_北邦野草園1

↑北邦野草園の開園期間は4月下旬~10月15日、開園時間9~17時(入園は16:30まで)。
天候によって変更の可能性あり。

嵐山公園内にある展望台からは旭川市街と石狩川の雄大な流れ、大雪山連峰が一望できます。
市街中心部からは5㎞という至近にありながら、豊かな自然が残る場所。
嵐山展望台01

冬場、雪の状況によっては展望台までの道が悪いので、通行には十分注意して下さい。

■嵐山公園/嵐山展望台
・住所:旭川市江丹別町嵐山・上川郡鷹栖町
・TEL:0166-55-9779(嵐山公園センター)
http://www.asahikawa-park.or.jp/facilities/park/arashiyamacenter.html

<就実の丘>

次にご紹介するのは旭川市の南東、旭川空港の近くにある就実(しゅうじつ)の丘。
高さ70メートルほどの丘で、約400haに渡って波打つ畑が見られます。

就実の丘1

住所は、「旭川市西神楽」なのですが、一帯が就実地区と呼ばれていることが名前の由来。
周囲はジャガイモや小麦、豆類、トウモロコシなどを育てている畑作地帯です。

就実の丘2
↑春には一面の花畑も。

丘の町・美瑛との町界に近いこともあり、旭川市内にありながら美瑛にあるような丘陵地帯の眺めが堪能できます。
天気が良ければ、旭岳、十勝岳などをはじめとする北海道の屋根、大雪の山々を一望。
また旭川や美瑛などの市街地も眺めることができます。

就実の丘3

国道からも外れており、冬場は訪れる人も少ないので、絶景が独り占めできます。
周囲はアップダウンが続く坂道が多いので、運転には十分なご注意を!

■就実の丘
・場所:旭川市西神楽1線31号
・問い合わせ:旭川観光コンペティション協会
TEL 0166-23-0090
http://www.atca.jp/

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以上、旭川近郊で楽しめるドライブスポットご紹介しました。
旭川は街と自然が至近にあるので(北海道は概ねそういう街が多いですが)ですので、いつでも両方を楽しめるのがいいですね。
まだまだ寒い季節が続きますが、冬道の運転には十分に気を付けてお出かけして下さい!

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