北海道を旅行するのに、レンタカーはとても便利なものですが、「どこのお店で借りたらいいの？」と悩むことはありませんか？ 予約したお店に車を借りに行く時と返しに行く時には、一定の時間と手間がかかります。特に、飛行機で北海道入りする場合、どこのお店でレンタカーを借りるかによって、移動のスケジュールも変わってきます。今回は、ケースに応じた店舗選びのコツと、「ちょいのりレンタカー」の上手な活用方法についてご紹介します。

(1) ファミリーの旅行なら、空港付近のお店で借りるのが吉

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レンタカー旅行の定番パターンはやはり、空港周辺のお店で予約をしておいて、飛行機を降りたらすぐにレンタカーで走り出す…といった感じではないでしょうか。例えば、北海道の空の玄関口である新千歳空港からは、かなりの数のレンタカーサービスが利用できます。

ただし、実際は空港に着いてすぐレンタカーで走り出せることはまれで、ほとんどの場合は空港のバスターミナルから各店舗まで送迎バスで移動することになりますので、どうしても待ち時間や移動時間がかかってしまいます。それでもこの方法をおすすめしたいのが、小さな子供のいるファミリーの場合です。

もし、札幌や小樽などの都市部に泊まり、市内でレンタカーを借りて観光するプランにするならば、まず空港で預けた荷物を受け取り、JRやバスの乗り場まで移動して乗り込み、目的地の駅に着いたらまたバスや地下鉄でホテルまで移動…といった風に、荷物を持ったままの乗り換えや徒歩移動が多くなります。小さなお子様、特にベビーカーが必要なお子様がいるご家庭なら、それだけでも大変な負担になるだろうと想像できます。

それに比べれば、空港付近の店舗でレンタカーを借りる場合は、一度走り出してしまえば、帰りに空港へ向かう前までは、荷物もベビーカーも積みっぱなしで、公共交通機関を利用する時の煩わしさを回避でき、子供が駅で迷子になるといった心配もなくなるなど、ファミリーだからこそありがたみを感じられるメリットがたくさんあります。

「ちょいのりレンタカー」の千歳空港店では、 9:00－19:00までの間であれば無料送迎のサービスを利用できます。

新千歳空港・国内線ANA側のバス待合所。このあたりで「ちょいのりレンタカー」の送迎バスに乗ることができます。

空港到着後に電話で連絡することで、国内線、国際線それぞれのバス乗り場に迎えに来てくれますので、予約時に航空便の情報を伝えた上で利用して下さい。

(2) 滞在地が1カ所なら、市街地で借りた方が無駄が少ない

さて、ファミリーではなく大人の1人旅、あるいは少人数での旅行で、荷物もさほど多くない場合はどうでしょうか？
この場合は、空港からJRなどを利用して滞在地に移動するのもさほど苦にならないので、公共交通機関とレンタカーをうまく使い分けて、効率的に移動することができます。

例えば、札幌に宿をとって、周辺の観光地を訪れる…というように、滞在拠点が1カ所になる場合は、まずJRで札幌に移動して、駅か滞在先ホテルの近くのお店で車を借り出すようにすると、お店へのアクセスも楽になりますし、必要最低限の時間と日数でレンタカーを利用でき、旅行費用の節約にもつながります。

「ちょいのりレンタカー」すすきの本店。札幌・すすきののホテルに滞在するなら、徒歩でアクセスできます。

例えば、初日に札幌入りして、2日目からレンタカーで行動したい場合は、滞在しているホテルから歩いて行けるくらいの距離にある店舗を探して予約すると良いでしょう。
初日に空港に着いてすぐレンタカーを借りるよりも節約になりますし、時間のロスも少なくて済みそうです。

また、レンタカー屋さんによっては、車を借りた場所とは別の店舗に返却できる「乗り捨てサービス」が利用できるものもあります。例えば、滞在ホテル近くのお店で借りて、帰る時には駅近く、あるいは空港近くのお店に返却する…といった流れで利用できれば、さらに無駄のない快適な旅行ができそうですね。

(3) 借り出し時・返却時の移動シミュレーションをすると、判断しやすい

もし、レンタカーの利用が初めてか、あるいは経験が少ない場合は、レンタカーを借りる日の移動シミュレーションをしてみると良いでしょう。
GoogleマップやYahoo!路線情報などのサービスで、初日に宿泊するホテルまでの移動経路と、ホテルから付近のレンタカー屋さんまでの経路を調べてみて、どのくらいの時間がかかるか、どのくらいの距離を歩くかを見てみます。

新千歳空港から札幌のホテルまでのYahoo!路線情報で調べたところ。
（出典：http://transit.yahoo.co.jp/）

同じホテルから、「ちょいのりレンタカー」すすきの本店までの経路をGoogleマップで調べたところ。
（出典：https://www.google.co.jp/）

徒歩での移動距離や乗り換えの回数などを確認して、公共交通機関でアクセスして無理がないかどうか判断しましょう。
特に、雪のシーズンは市街地の歩道もかなり歩きにくくなりますので、大きな荷物を持って外を歩くのは大きなストレスにつながる可能性があります。ここで「無理そうだな…」と判断できれば、空港近くの店舗でレンタカーを借りるようにするなど、無理のないチョイスができるでしょう。

旅慣れている人ならご存知でしょうが、快適な旅行を実現する要素の一つは、プランニングです。
レンタカーも、価格や空き状況だけで判断せず、実際の移動パターンをシミュレーションすることで、より快適なドライブ旅行が手配できるはず。面倒でも事前に調べ物をしておくのがおすすめです！

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