くるたび

広大な大地、北海道の観光を思いっきり楽しみたいならやっぱりレンタカーが一番!
レンタカーで好きな時間に好きな場所へ。まわりを気にせずお喋りしたり、好きな音楽を流してLet´sドライブ♪
くるたびでは北海道ドライブを100倍楽しめる方法をご紹介!

【札幌・知床】雪解けの季節だからこそ見られる4月限定の北海道穴場スポット

アイキャッチ画像

冬の長い北海道。
雪に閉ざされることもあって、春の解放感は雪国ならではの喜びですよね。
4月に入ると山にこそまだ雪は残っていますが、雪解けも進み、外での活動がしやすくなります。
ということで今回は、この季節でしか見られないお楽しみスポットをご紹介。
行動範囲も限られますのでまずは自宅の近辺、そして遠方と二段階に分けてご紹介致します。

<ご近所で春の息吹をいち早く堪能>

雪解けが進めば、木々や草花が芽吹き始めます。
まずは近所にある公園などで春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか。
春先の花として代表的なのはミズバショウ。
最も早く咲く花の代表といってもよいでしょう。
星置緑地_ミズバショウ

ミズバショウは本州の中部地方より以北に生息し、高原などに咲く植物。
札幌市内であっても、以下の公園などでミズバショウを観察、春の自然を楽しむことができます。

西岡公園_案内図

●西岡公園

札幌市豊平区西岡487-2
TEL:011-582-0050
http://www.sapporo-park.or.jp/nishioka/

まずは豊平区にある西岡公園。
水辺の公園として親しまれており、バードウォッチングや自然観察には最適です。
ミズバショウを含む湿生植物が観察することができます。

西岡公園_水源地

園内には、月寒川を堰き止め、旧陸軍の水道施設として利用された水源地があります。
昭和46年に水源施設としての役目を終え、現在に至ります。

西岡公園_木道

水源地の南側に湿地帯があり、木道が設けられています。
そこから春の草花が観察できます。
例年ですと、4月中旬にミズバショウ、下旬になるとエンレイソウ、カタクリなどが花を咲かせるはずです。

そして札幌市内ではもうひとつ、手稲区にある星置緑地もご紹介。

●星置緑地

札幌市手稲区星置1条5丁目
http://www.city.sapporo.jp/teine/dobokubu/kouenryokuka/hoshiokiryokuti.html

星置緑地は市内では珍しい湿性林の緑地です。
やはり園内には木道があり、トドマツなどの林の中にミズバショウ等の湿性植物が自生しています。
※星置緑地には駐車場は併設されていません。
周辺住民の皆様の迷惑となりますので、緑地周辺への路上駐車厳禁。
近隣の有料駐車場を利用、もしくは交通機関(JR星置駅より徒歩7分)を利用すること。

星置緑地_木道

四月になればミズバショウ、キクザキイチグなどの花が観察できるでしょう。

なおこの星置緑地では毎年4月下旬に、専門家を招いての自然観察会があります。
植物の生活史や生態を学ぶことができます。

星置緑地自然観察会写真_01
↑昨年の観察会の様子。
近隣住民の方々など約60名の参加がありました。

専門の先生による解説が聞けるというのは、非常に貴重な機会。
自然に対する理解がより深まりますので、興味のある人は是非とも参加してみてはいかがでしょう?
星置緑地自然観察会写真_02

今年の予定は以下の通りとなっています。

●星置緑地自然観察会

・日時:4月23日(日)10~12時
・集合場所:星置緑地(JR函館本線星置駅より徒歩7分約500m)線路側歩行者専用道路入口付近
・申し込み:不要
・雨天決行
・解説:北大農学研究院・近藤哲也教授、緑花計画・笠康三郎氏
・問い合わせ:札幌市手稲区土木部公園緑化係
TEL:011-681-4011
※前述の通り園内には駐車場がありません。
路上駐車厳禁、近隣の有料駐車場を利用か、公共交通機関を利用して訪問のこと。

以上、札幌市内の代表的な2つの公園を紹介しましたが、もちろんこの2か所以外でも、春の息吹を感じることのできる公園、自然はたくさんあるはず。
まずはお手軽に行けるご近所散策から始めてみてはいかがでしょうか。

<早春限定、雪の回廊をドライブ>

春になると、冬季通行止めであった道路が除雪、そして通行可能となります。
除雪直後の道路なら、この時期限定の雪の回廊を走行できるのです。
春のドライブ一発目は、こうしたタイミングでしか見ることのできない景色を求めて遠出してみてはいかがでしょうか。

知床横断道路_雪の壁

一例として、知床を挙げてみます。
知床横断道路は、知床半島を横断する国道334号線で、例年10月下旬~4月下旬まで冬季通行止めとなります。
世界遺産であり、最小限の人の手しか入っていない大自然の中を走行できるのは周知のとおり。
道内では有数のワインディングロードでもあります。秋の知床横断道路
↑秋の知床横断道路。
遠くに水平線に横たわるのは国後島。

例年は4月下旬(ゴールデンウィーク前)に開通。
除雪が始まるのは3月下旬からとのこと。

除雪中の知床横断道路

天候によって多少の前後がありますが、昨年は4月26日(火)に開通しました。
※昨年の様子:「知床横断道路(ウトロ~知床峠~羅臼)4/26(火)開通」
http://blog.shiretoko.asia/2016/04/426.html

そしてこの知床横断道路では、なんとクルマが通る前の道を歩くことができる、「知床雪壁ウォーク」というイベントが、道路の全線開通前に行われる点に注目。

知床雪壁ウォーク_除雪見学

除雪仕立て(!?)の道を徒歩で歩くことができるという貴重なイベント。
厳密には、一部除雪済みの区間を歩くことができ、上の写真のように、除雪の様子も見学することができます。
このイベントから、実際にクルマが走れるようになるには1か月前後かかるということですから、除雪にはものすごい時間と労力がかかるのですね。
そんなこともこのイベントに参加すれば実感できるはず。

知床雪壁ウォーク_01

世界遺産の知床では通年観光客が訪れますので、交通量が多いオンシーズンに道路を歩くことは、あまりお勧めできません。
知床雪壁ウォーク_02

クルマの通行がない時だからこその、貴重な機会と言えるでしょう。

知床雪壁ウォーク_03

峠を境に羅臼コース(健脚向き10㎞)、ウトロコース(子供・初心者向け6㎞)の2つのコースがあります。
要予約ですので、参加してみたい人は以下のページを参考にしつつ、申し込んてみてはいかがでしょうか。

●知床雪壁ウォーク2017

・開催日:4月9日(日)
・参加資格:所定の距離を歩ける人、中学生以下は保護者同伴
・参加費:2500円(中学生以下1000円、参加記念バッヂ付き)
・募集人員:羅臼コース&ウトロコース、それぞれ250名まで
・予約:3月24日(金)まで
・TEL:0152-22-2125
http://blog.shiretoko.asia/2017/02/201749.html

————

ここでは雪融け直後のドライブ案として、知床横断道路を例に挙げましたが、もちろん他にも冬季通行止めの道路というのはあります。
どの道路も、開通時にしか見られない景色というのがあるはずですので、雪のない季節にしか走ったことのない人は、この季節限定の景色を探しに行ってみましょう。
冬季通行止めの場所は、以下のようなホームページなどを参照にしてみて下さい。

●国道交通省北海道開発局

http://www.hkd.mlit.go.jp/

上にあるナビゲーションの「道路」→お役立ち情報の「北海道地区道路情報」をクリックすると、以下のページが新しいタブで表示されます。

●国道交通省北海道開発局・北海道地区道路情報

http://info-road.hdb.hkd.mlit.go.jp/RoadInfo/index.htm

現在の通行止めの場所が確認できるページですが、地図の下にある凡例「冬季通行止」にチェックを入れると、該当区間が確認できます。
また該当する道路の開通情報に関しては以下のサイトから、各道路の管轄の部署のホームページなどを参照してみて下さい。

●北の道ナビ

http://northern-road.jp/navi/
左側にある「道路管理者サイト」にある各建設部のサイト「開発建設部」へ。
個別に検索、問い合わせをしてみて下さい。

============

以上、早春の遊びの一例を紹介してみました。
道路の開通情報は、くれぐれも事前に入手してから向かうようにして下さいね。
またこの時期は天候によっては積雪の心配がまだありますので、天気予報の確認も忘れずに。

春の訪れと共に行動範囲も広がります。
この季節だからこそ見れない景色や自然を求めて、出かけてみてはいかがでしょうか。

この記事はいかがでしたか?