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北海道でご当地スイーツ7選!温泉まんじゅうから天皇陛下献上菓子まで定番土産を徹底解剖

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こんにちは、編集部Hです。先日、札幌市は最高気温20度を上回り、つくしやふきのとうがぐんぐん成長しています。ようやく、待ちに待った春本番になりました。先週は雪が降ったばかりですので、3歩進んで2歩下がる、という言葉のように行ったり来たりしながらではありましたが、確実に暖かさが増しています。雪のある間には億劫になりがちだったドライブも、気軽に行きたくなってきます!

いよいよ間近に迫ったゴールデンウィーク!今年は2日と6日を休みにしてしまえば夢の10連休が実現。そんな日取りですが、「直前派」の方もそろそろプランを立てたいところです。宿泊をともなう旅行はすでに満室の日程もあるようですが、日によっては泊まれるところも。今年はどこに行きましょう?

温泉大国、北海道!

ここ北海道は温泉大国とも言われています。慶応2年(1866年)に修験僧・美泉定山が開湯したという札幌市の温泉地「定山渓温泉」ほか、大小いくつもの温泉がある北海道は温泉の宝庫。いつの季節も疲れを洗い流し、心にも栄養を与えてくれる温泉は、昔から人々を虜にしてきました。温泉宿での「地元グルメ」も旅の楽しみです。

「元祖お土産」はやっぱりこれ!

お土産の定番といえば、「温泉まんじゅう」ではないでしょうか。売店に行けばお洒落なお土産も取り揃えているところが多いので、温泉まんじゅうは「見たことはあっても買ったことがない」という方もいらっしゃるかもしれません。

その土地の「まんじゅう職人」が作り上げた伝統の味は素朴で優しく、昔から旅人の疲れを癒してきました。このコラムをお読みいただくと、きっとおまんじゅうが食べたくなるかもしれませんので、要注意です。

札幌市内中心部からなら、日帰りでも行けるお店も一部ご紹介しています。レンタカーは日帰り12時間で2400円(ネット予約ならもっとお得なプランも)〜とお得。宿泊でも、日帰りでも、ぜひ王道の味を試してみてください。誰かに渡すお土産だけでなく、ほっこりとするお茶の時間を自分にプレゼントするのもいいですよ。

温泉まんじゅうの起源とは?

旅の記念に購入できる温泉まんじゅうですが、どうして「温泉まんじゅう」と呼ばれるようになったのでしょうか。諸説ありますが、休憩時のお茶菓子として、またお土産として何かを提供しようという試みで旅館が出していたものを、いつの間にか「温泉まんじゅう」と呼ぶようになったという説が有力のようです(諸説ありますので定かではございません)

北海道産の素材が光る温泉まんじゅうをご紹介

では早速、宿泊でゆっくり訪れたい各地のお饅頭をご紹介します。

洞爺湖温泉 わかさいも本舗の美味しいまんじゅう

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北海道民ならおそらく知らない人はいない「わかさいも」。製造販売する「わかさいも本舗」が作った温泉まんじゅうをご存知でしょうか。

出典:https://www.wakasaimo.com/id_090.html

断面をご覧ください!こしあんがぎっしり、たっぷり入っています。
十勝産小豆を使用したあんこに、ミネラルたっぷりの沖縄産黒糖としょうゆを練り込んだ薄皮が特長の「香ばしい」まんじゅう。

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定番商品の「わかさいも」と一緒に購入してみてはいかがでしょう。

登別温泉 ベア観光株式会社の「熊まんじゅう」

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1970年、登別温泉のお土産として誕生した熊まんじゅうは45年以上のロングセラー。商品名の「熊」は、登別にある「クマ牧場」に関連しているもの。お茶うけとして提供している登別の温泉宿もあります。

北海道産あずきを沖縄産黒砂糖の生地で包み、ふっくらと蒸しあげた特製の皮が特徴のこちらは、アクセントとして入っている「塩」が味の決め手。あずきの甘さとほどよいバランス。「変わらぬ味」にファンは多いようです。

食べる時はそのままでもokですが、電子レンジで15秒温め、
まんじゅうを割ってバターをつけるとまた違った味わいになるということです。

こちらの温泉まんじゅうのほか、

登別ヨモギまんじゅう

ヨモギまんじゅうや、

登別湯の香まんじゅうyunoka1

白あんの湯の香まんじゅうも。パッケージが昔懐かしく、筆者の祖母、祖父世代から愛されてきたおまんじゅうであることがうかがえます。
出典:http://www.bear-kanko.co.jp/manju.html

定山渓温泉 大黒屋商店の「温泉まんじゅう」

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定山渓温泉(じょうざんけいおんせん)の名物温泉まんじゅう。1931年、昭和6年創業の老舗が作るまんじゅうは、毎毎朝店内で手作り。添加物を一切使わず、1個から販売しているので、「今、食べたい!」そんな時にもぴったり。

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朝8時開店で、開店後早々に行けば蒸したてほやほやを買うこともできます。行列ができていることもしばしば。必ず買いたい方は開店と同時に行くことをお勧めします。足湯の近くにあるので、足湯に入りながら食べるのも風情がありますね。添加物を一切使っていないのも嬉しいポイント。人気の地元スイーツで、お土産でも大人気なのだそうです。

出典:http://jozankei.jp/daikokuya-store/328

 

北海道の人気旅館「鶴雅グループ」プロデュース「つるがまんじゅう」

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出典:http://tsuruga-market.shop-pro.jp/?pid=81011312

(鶴雅まーけっとオンラインショップ)

北海道で11施設を運営する人気高級旅館の「鶴雅グループ」がプロデュースする温泉まんじゅうをご紹介します。発売以来、宿泊客に長い間愛されてきました。鶴雅グループの旅館、リゾートホテルで買うことができます。

ふっくらとしたお饅頭は、筆者も宿泊の際に何度もいただいたことがありますが、すっきりとした甘さで、程よくお腹を満たしてくれる存在です。

写真の「熊笹」味をはじめ、5種類の味を展開。阿寒湖温泉の「阿寒の森 鶴雅リゾート花ゆう香」裏にある「つるがまんじゅう工房」で毎朝蒸したてを提供しています。味のラインナップは下記の5種です。

  • 熊笹温泉まんじゅう
    鶴雅グループの宿「あかん遊久の里 鶴雅」をはじめ、客室の「お茶うけ」として永く親しまれてきた正統派の味!皮はもっちり、ふんわり。あんこも小豆の食感がしっかりのつぶあん。熊笹ってどんな味?とお感じの方もいると思いますが、ほのかな苦味のあるさっぱりとした皮に、つぶあんがベストマッチ。ほんのり香ばしさも感じられる味です。

 

  • オホーツク塩まんじゅう
    塩味が効いた白いまんじゅう。甘すぎずさっぱりと食べられる味。ファンも多いのです。

 

  • ハマナス味噌まんじゅう
    薄紅色の皮が可愛らしいまんじゅう。
    ハマナスの、ほんのりとした酸味と、味噌は意外にも合うと好評。その色からも、女性に人気だそうですよ。

 

  • 黒糖醤油まんじゅう
    これぞ、「温泉まんじゅう」としてのスタンダードとも言える色と風味。醤油味が効いて和風味のまんじゅうは、緑茶にぴったり。ほっと一息つくときに。

 

  • 黒千石まんじゅう
    白あんの中に幻の大豆と呼ばれる「黒千石大豆」(くろせんごくだいず)がコロコロと入ったおまんじゅう。幻と言われる所以は、収穫量がとても少ないから。豆の皮にはアントシアニンがたっぷり含まれていて、血液をサラサラにする効果があるとされています。そんな幻の大豆が入ったお饅頭、一度味わってみたいですよね。

鶴雅グループの各宿泊施設売店のほか、通販サイトでも購入できます。
参考:http://www.tsurugagroup.com/service/manjuu.html
(つるがまんじゅう工房 公式サイト)

 

一度は食べておきたい!「味自慢、歴史自慢のまんじゅう」

温泉まんじゅうだけでなく、ご当地、ご当店の「まんじゅう」についてもご紹介していきます。北海道にも、歴史あるまんじゅうがたくさんありました。今回は、生地の中にあんこや具材を包み込んだタイプのおまんじゅうをご紹介します)

稚内市「御菓子司 小鹿」

日本最北端の街、稚内の和菓子・洋菓子処「御菓子司 小鹿」さん。ご紹介するのは練乳と黄身あんたっぷりのまんじゅうです。

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出典:http://wakkanai.tv/item/463

「稚内練乳菓」は、地元ブランド稚内牛乳を使った生地と黄身あん、クリームチーズを包んだ3層のハーモニーが楽しめるもの。
北海道産の上白糖、小豆、バターを使っているほか、稚内市近くの酪農郷、豊富町(とよとみちょう)の豊富牛乳、生クリームを使用。ノンホモ製法の稚内牛乳も使うなど、「地元素材」を、これでもかというほど使用しています。
ほかにも、ひとくちサイズの大福ならぬ「モカ小福」や、しっとりケーキをホワイトチョコレードでぐるりとコーティングして流氷に見立てた「流氷まんじゅう」など、趣向を凝らしたお菓子がいろいろ!通販も可能です!
参考:http://wakkanai.tv/shop/koshika/index.html
(公式ホームページ)

池田町 米倉商店の「バナナ饅頭」

「お菓子大国」十勝地方の池田町で100年以上愛されている「バナナ饅頭」は、食べたことがなくてもどこか懐かしさを感じる味、パッケージの観賞価値も高く、1度は食したいひと品です。

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出典:http://news.mynavi.jp/articles/2012/10/11/ryokohokkaidobanana/

北海道開拓の歴史とともに歩みを進めた「伝統の味」

北海道の中でも最古の部類に入る歴史あるお菓子「バナナ饅頭」。その歴史は古く、1905年に遡ります。当時、北海道は開拓の真っ只中。鉄道工事で釧路地方から伸びてきた鉄道が池田に到達し、池田駅が完成。米倉商店(当時:米倉屋)はそれまで呉服や雑貨を扱うお店を経営していましたが、駅の利用客に向けて駅弁屋を展開。バナナ饅頭も立売商品として製造、販売したのが始まりです。
商品名には「バナナ」と入っていますが、実際にはバナナそのものは入っていません。
当時、バナナは庶民にとってとても贅沢なもので、なかなか口にすることはできませんでした。
原材料は小麦粉、白あん、砂糖、はちみつに、バナナの香りをつけたやさしい味。形もバナナのように可愛いのがニクいところです。

「庶民でも旅の途中に気軽に食べられるように」安価で販売。
バナナの形に焼きあがるよう、特注の焼き型で手焼きされたバナナ饅頭には、買い与えてもらった子どもの笑顔を呼ぶ、幸せの饅頭だったのかもしれません。
お店の愛情が感じられますね。
池田駅、帯広駅、釧路駅のほか、池田を通過する特急「スーパーおおぞら」の車内販売でも購入できます。

室蘭市「草太郎本舗」天皇陛下献上の菓子「千壽栗〜栗饅頭〜」

平成23年9月12日、室蘭市への天皇陛下行幸の際、ご休憩時に召し上がられたひと品が、「千壽栗(せんじゅぐり)」。

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出典:http://www.kusatarou.com/item3.html

北海道産小麦を使用した甘さ控えめの生地に、白あんにバターやホイップクリームを加えて作られた特製餡と栗を丸ごとひとつ包み、じっくり丁寧に焼き上げ、表面には羊羹があしらわれています。栗の自然な甘さが生きる上質な栗饅頭です。天皇陛下が召し上がられた味を、一度は食べてみたいですね。
栗には「長寿」の意味も込められています。お土産にも喜ばれそうです。

 

「まんじゅう」という言葉は同じでも、味も作り方も形も、少しずつ異なるもの。
あんこ(またはそれに近いもの)を皮で包むという非常にシンプルな「まんじゅう」だからこそ、作り手の想いや腕が商品という作品となって表れるのですね。ニューオープンのお菓子屋さんも、楽しい話題を提供してくれますが、地域の人、作る人のストーリーがこもった「日本人の味」を思い出すことができるのが和菓子でもあります。気になる「まんじゅう」はありましたか?次回ご旅行の際には、是非購入しに行ってみてくださいね!

 

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