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札幌発温泉行き!寒い冬を楽しむ北海道ドライブコース3選【前編】
- 2016年1月7日
あけましておめでとうございます。レンタカー屋の北海道ドライブブログ「くるたび」も、無事新年を迎えることができました。昨年10月末から始まりました当ブログも3ヶ月目に突入です!皆さま、いつも記事にあたたかい反応をいただき本当にありがとうございます。今年もより一層、有益な情報をご提供できるよう頑張ります!
さてさて今回は、札幌から日帰りでも行ける温泉ドライブコースをご紹介。北海道には穴場の温泉がたくさんあります。今回は前半戦。寒い季節でもなんのその、思いきりお楽しみいただけるポイントが目白押し。要チェックです!次回は春先にうれしい温泉スポットをご紹介しますよ。
札幌の奥座敷、定山渓温泉
札幌にお住まいの方も、旅行で本州からいらしている方も、「温泉に行きたい」と思い立った時にすぐ行けるのは、やはり定山渓温泉です。札幌市街から南西に約30km、国道230号線を1時間ほどの道のりという好アクセスも人気の秘密。路線バスも出ていますが、ゆっくり道中を楽しみながら向かうには、レンタカーがダンゼンおすすめです。
秋には紅葉も美しい景観が有名ですが、冬の定山渓も乙なもの。2月の雪まつり期間中には、定山渓温泉雪灯路が開催。スノーキャンドルを灯した幻想的な情景は、この季節にしか見ることができません。しかも、今年は開湯150周年という記念すべき年。冬花火をはじめ、様々な催し物が予定されています。中でも「願いの灯り」は是非ともチャレンジいただきたいイベント。願いを書いたワックスボールに火を灯し、消さずに雪塔まで運ぶとその願い事が叶うと言われています。新しい年のはじまりにいかがですか?
また年明けから発売の定山渓ぶらり手形を購入すれば、さまざまな施設の温泉を楽しむことができますよ。
キャンドルの灯りで照らされた雪深い湯けむりの街を、ゆったりと歩くのもまた一興。きっと忘れられない思い出となるのでは。
ところで、定山渓では至るところで河童にちなんだモチーフや名称を目にします。これは「河童伝説」によるもの。なんでも、足を滑らせて川底に落ちた青年が、そのまま河童の妻を娶って暮らしたことから、定山渓は「かっぱ淵」と呼ばれるようになったそうです。以来その界隈で、遭難する者は全くなくなったと言われているとのこと。そんなお話を思い浮かべながら、温泉街にたたずむ河童像たちを見て回るのも、楽しいかもしれませんね。
北海道を代表する温泉街、登別温泉
数ある北海道の中でもダントツに人気があるのが、ここ登別温泉。札幌からは一時間半程度のちょうどいいドライブルート。安政5年に開湯したといわれ、「にっぽんの温泉100選・総合ランキング」では毎年上位にランクインしている日本有数の温泉地です。日和山の噴火活動により形成された爆裂火口跡である「地獄谷」も名高い観光名所。谷に沿うように点在する湧出口や噴気孔から、火山ガスと高温の温泉が噴出しており、非常に見応えのあるスポットです。登別には他にも大湯沼や奥の湯など、数多くの温泉にちなんだ観光地があり、立ち昇る硫黄の香りは登別の特徴をあらわすポイントとして、有名ではないでしょうか。地獄谷から天然記念物に指定されている登別原始林、先述の大湯沼へも遊歩道が整備されており、森林浴を楽しみながら散策することはもちろん、歩き疲れた頃には、大湯沼から大湯沼川に流れ込んでできた、国内でも非常に珍しい天然の足湯に出逢うことができます。じんわりと自然の恵みを感じながら浸かる足湯は、芯から身体を温めてくれるはず。
もちろん、冬でも大丈夫。「ドカ雪」と称されるほどの大雪が降らないかぎりは、自然公園財団の方が監視を行っていることもあるため、ほぼほぼ地獄谷に入れないという日はございません。むしろ雪化粧された風景を眺めながら足湯を楽しむというのは、至上の贅沢!気温はもちろん低いので、防寒対策をしっかりと整えた上で体験していただければと思います。
日没以降は、「鬼火の路」として地獄谷の入口から鉄泉池へと続く遊歩道がかすかな灯りでライトアップされます。暗闇の中、山肌から湧き出す白煙が光に照らされ、昼間とは打って変わった幻想的かつ雄々しい爆裂火口跡。まさに地獄の淵へ誘われたような驚異的な光景を目に焼き付けてみては。
登別温泉は、こうした足湯の心地よさにも示されるように、健康への効果も絶大。硫黄泉が有名ですが、実は北海道一泉質が豊富な温泉です。もっとも知られている硫黄泉と硫化水素泉は皮膚の軟化と漂白作用が期待できるそう。独特の匂いが苦手な方もいらっしゃるかもしれませんが、美白に最適とのことなので、女性の方には特にオススメ。鉄泉・緑ばん泉は疲労回復効果が抜群。寒い外気で冷えた身体を解きほぐしてくれる、癒しと安らぎの温泉です。
その上、大自然の恵みもさることながら、クマ牧場や水族館であるマリンパークニクス、伊達時代村などのテーマパークへも車でスグ。ファミリー層やカップルなど、さまざまなシーンでご利用いただけるのも嬉しいところですね。
北の秘湯と名高い、然別湖畔・然別峡温泉
札幌からは高速を利用しても3時間以上。日帰りでの利用は難しいかもしれませんが、是非とも足をお運びいただきたい温泉がこちらの然別。然別湖畔には観光ホテルが二軒、立ち並んでいます。もちろん、日帰り入浴もOK。どちらも源泉掛け流しで、上質な湯浴みが経験できます。
一帯は野性味あふれる自然が現存した地方でもあり、その分、冬は特に気候の厳しさも感じるかもしれません。然別湖は標高800mと、道内の湖では最も高い標高に位置する天空の湖なのです。12月に入ると外は氷点下となり、同月下旬には湖が完全に氷で覆われます。そして、結氷した湖上に冬の間だけ、幻の村「しかりべつ湖コタン」があらわれます。村の建造物の全てが氷と雪だけで作られた幻想の世界。降り積もった雪を固め、数万個の雪のブロックを積み上げて作られた「イグルー」には世界でひとつだけの、氷上露天風呂が。こちらも源泉掛け流しです!
アイスバーでコーヒーやお酒を楽しんだり、アイスロッジでは宿泊もできます。村が現れるのは1月の下旬から3月末までのわずか60日間だけですので、冬の時期だからこそ訪れて欲しい地域です。
(出典:wikipedia)
ちなみにこうして観光地化がすすむ然別湖畔ですが、少し足を伸ばして然別峡の方へ向かうと、さらにマニアックな温泉が顔を出します。車で湖畔から50分弱。ユウヤンベツ川を囲むように、なんと野湯が豊富に存在。中でもメノコの湯とペニチカの湯は地元の方の管理下のもと、綺麗に保たれています。その他にもキヌプの湯、ピラの湯、テムジンの湯など自然と一体化した野天風呂が。特に有名なのは鹿の湯。野湯とは思えないほど新鮮で濃い源泉が注ぎ込まれています。すぐ隣にはキャンプ場があるので、夏にも持って来いの立地といえます。足元からプクプクと湧き上がる温泉と川のせせらぎを聞きながら、至福の時をお過ごしください。
然別エリアで最後にご紹介するのは、然別峡かんの温泉。2008年から長らくの休業後、2014年8月に営業を再開した秘湯と言われる温泉です。開湯から100年以上を数え、「かんので治らぬ病なし」とうたわれる名湯で、泉質の良さは折り紙つき。古くは明治時代から北海道を代表する湯治場として、人々に親しまれてきました。十一泉、いずれも自噴源泉100%かけ流し、加水せずに湯に浸ることができます。宿泊設備も完備されているので、こちらで一泊しながら蕩けるまで湯を浴んでみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか。この記事を寒さに震えながら書いている筆者は、今すぐ温泉に行きたくてたまらなくなりました。冒頭でも触れましたが、北海道にはそこここに温泉が点在しています。思い立った時が入り時。レンタカーに飛び乗って、お好みの温泉街へドライブしてみましょう!有名観光地を巡る旅とは一味違った、新鮮な景色が待っているかもしれません。