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春夏は北海道のもぎたて旬野菜を楽しもう!札幌から日帰りできる収穫体験5選

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新年度になりました。読者の皆様の中には、北海道へ引っ越してきたばかりで、お出かけしたくてウズウズしている方もいらっしゃるかも知れません。北海道といえば外せないのが「旬のグルメ」や「THE北海道!な景色」ですよね。この2つは北海道民であっても一度「本場」を味わっておきたいものです。グルメにもいろいろありますが、素材そのものを味わう「野菜の収穫体験」をしてみるのはいかがでしょうか。「採れたて」の野菜の味は別格です!

※トップ画像クレジット:©株式会社いただきますカンパニー http://www.itadakimasu-company.com/

北海道の野菜がおいしい理由

北海道で採れる野菜の美味しさのヒミツは何だと思いますか。その答えは、野菜作りに欠かせない新鮮な空気、肥沃な土地、水、愛情込めて育てる農家の皆さんのチカラです。春から秋にかけて「日中と夜の寒暖の差」が10度以上開くことも珍しくない北の大地。冬の寒さが厳しく害虫が少ないことも、大きなポイントのようですよ。広く豊かな敷地で、たっぷり栄養分を含んだ土地があって初めて、色づきも味もよい作物がとれる、というわけですね!

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食卓に並ぶ「野菜」がどんな風にして畑で実り、食卓にのぼっているのか。大人でも、意外と知らないことが多いものです。食べ物のルーツを知ることは、「生きること」を考える大切な体験になるはずです!そこで今回は、収穫体験できる野菜の種類とスポットを、月ごとにご紹介します。

と、その前に・・・。収穫体験を3倍楽しくするために大切な「収穫体験を楽しむコツ」を確認しましょう!

収穫体験を3倍楽しむコツ

1.必ず事前に予約する(1週間以上前がベスト!)

作物は天然もので、気象条件に左右されます。観光農園の場合は予約なしで対応してもらえるところもありますが、基本的には予約が必要です。農家さんは日々の農作業もありますし、受け入れるのにも準備が必要です。作物の出来上がり状況も気候に左右されますから、必ず行きたい日程に体験可能かを確認しましょう。

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2.ふさわしい服装で向かう

ビニールハウスで服を汚さず収穫体験できる農園もありますが、大抵は土の上を歩きます。「服装」「靴」は、汚れてもいいものに限ります。

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靴はできるだけ長靴が良いですが、準備してくれるところもあります。これも必ずチェックを。本格的な農家さんの畑で収穫体験する場合は、衛生上、事前に靴裏を消毒することになりますので、濡れたり汚れたりしても良いものを準備しましょう!

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長い時間外にいることになりますので、日焼け対策、熱中症対策は忘れずに。麦わら帽子がおすすめです。

3.旅行計画は綿密に!

北海道は想像以上に広いです。札幌近郊の農園に行くとしても、札幌駅から片道1時間〜1時間半の移動時間がかかるとお考えください。北海道の”農業大国”十勝帯広地方までは、札幌からおよそ189㎞、高速道路経由でおよそ3時間です。

東京からの距離だけで単純比較すると、東京〜静岡、東京〜那須塩原をイメージしていただければと思います。

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畑での体験は収穫だけが価値ではなく、そこにいるだけで楽しかったり、癒されたりと、いろいろな良さがあります。広い北海道、やりたいことがたくさん出てくると思いますが、収穫体験をするなら、是非このためだけに1泊余裕を持つことをお勧めします!

では、5月以降〜秋までに収穫体験できる野菜と、そのスポットをおしらせします。

5月下旬〜6月上旬『アスパラ』

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5月はなんといってもまず、アスパラです!北海道のアスパラは、「太さ」「甘さ」が際立っています。その中でも畑でもぎ取るアスパラは、お店で売っているものとは訳が違います。肉厚なのに皮が薄く、とってもジューシー!都内のスーパーで売られているアスパラと比べると2〜3倍くらいの太さがあるのではないでしょうか。普段、アスパラを食べないお子様も、採れたてのものは美味しくてついつい食べ過ぎてしまうという声も聞きます。

食べ方のバリエーションはいろいろあります。

  • 焼く+塩胡椒
  • バター焼き
  • オリーブオイルで焼く+粉チーズと半熟目玉焼きをのせる
  • 茹でてマヨネーズ
  • アスパラベーコン
  • 素揚げしてカレーに

お弁当に、お酒のアテ(肴)に、食べ方は色々です。旬のアスパラの美味しさをストレートに味わうおすすめの食べ方は、「焼いて食べる」です!オリーブオイルや菜種油など質の良い油を手に入れて、じっくり焼いていただきましょう。旨味と甘味が閉じ込められて、とっても美味しくなります。

そんな旬の味覚を収穫体験できるのはこちらの農園さんです。

美唄市(びばい市)うちやま農園

http://uchiyamanouen.com/about/taiken.html

うちやま農園さんでは、6月中旬〜8月まで夏のグリーンアスパラを収穫体験できます。民泊も受け入れているそうなので、気になる方は問い合わせをしてみてください。体験希望は事前にメールかFAXにて、要事前予約です(詳細はホームページ参照)

 

5月下旬〜6月上旬 『菜の花』農場ピクニック

収穫だけでなく、見て楽しむ体験もできる「菜の花畑」農場ピクニックは、例年5月下旬〜6月下旬だけの限定開催。こちらは北海道帯広市の農場です!一面に広がる菜の花を眺めながら、摘みたての「菜の花」を使った菜の花天丼を食べるランチ付きツアーはいかがでしょう。聞いただけで、ワクワクしませんか。畑に咲いている状態のまま、洗わずに食べられるほど安全な「菜の花」。北海道の十勝に、そんな素敵な場所があるんです!

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「なたね油」生産のために栽培されている一面の「菜の花畑」!

北海道では、この時期の風物詩でもある菜の花畑。主催するのは、十勝の「ありのままの、畑の原風景」を体感してもらう主旨で「農場ピクニック」や「畑ガイドツアー」を運営している「株式会社いただきますカンパニー」さん。

「畑の原風景の素晴らしさを伝えたい」「子どもたちに、食卓に上がる食べ物のルーツを知ってもらい、考える力、生きる力をつけて欲しい」こんな想いで立ち上げられた取り組みで、年々口コミによって人気が広がっているんです。

なんとこちらの菜の花畑、特別に畑の中に入ることができるのです。夢みたいな体験だと思いませんか?

農場ピクニックには、2つのプランがあります。一つは、十勝産小麦のパン+農場産菜種油をつけて味わう「おやつツアー」。もう一つは、菜種油で揚げた菜の花天丼を食べる「ランチツアー」。

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サラサラと新鮮な油で揚げる天丼の美味しさを、皆さんにも是非味わってほしいと思います。油を「つけパン」で楽しむおやつツアーも気になりますよね。

「菜の花天丼」をいただいたのですが、一面の黄色い景色を見ながら食べる菜の花の味は「最高とはこのことを言うんだ!」と思うくらい、美味しく楽しい体験でした。

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畑は5月下旬〜6月上旬に満開の可能性が高くなるようです。事前予約をお忘れなく。

問い合わせ先:株式会社いただきますカンパニー

URL:http://www.itadakimasu-company.com/

(インターネット予約可能。要事前予約。「個人ツアー」→「菜の花畑」をクリック)

住所:北海道帯広市美栄町

アクセス:新千歳空港IC→幸福IC→農場

道東道〜帯広広尾自動車道経由で約2時間45分

札幌南ICからの場合、所要時間およそ+30分

 

次は夏に採れる野菜を一挙ご紹介!

6月下旬〜8月上旬『ミニトマト&トマト』

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夏の風物詩といえばトマト。ハウス栽培によってオールシーズン手軽に手に入るようになったトマトですが、やはり本来の旬に採れるものの味は別格です!トマトは苦手な方も多い野菜ですが、採れたてを食べたら常識が覆るかもしれません。リコピンたっぷりで、美肌、老化予防の効果も期待できます。トマトの収穫体験は、札幌市の隣、北広島(きたひろしま)市の体験施設でできますよ。

体験スポット:くるるの杜

URL:http://www.hokuren-kururu.jp/taiken.html

住所:北海道北広島市大曲377-1

アクセス:JR札幌駅より車35分 新千歳空港から車30分

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8月下旬〜9月上旬『トウモロコシ』

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北海道ではトウモロコシのことを「とうきび」と呼びます。もぎたてのとうきびは、生でそのまま食べることができる位に甘いのです!あまりの美味しさに2本、3本と生で食べてしまう人が続出するほど。体験会場は、北海道一のとうきび生産量を誇る「芽室(めむろ)町」にある、坂東農場さん。

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菜の花畑ピクニックでもご紹介した「いただきますカンパニー」さんが企画運営する「農場ピクニック」で、美味しいとうきびを食べることができます。

札幌大通り公園の「とうきびワゴン」も有名ですが、採れたてを食べずして、北海道のとうきびは語れません。道民の皆様でも、ぜひ一度は食べていただきたい味です。きっと驚かれるに違いありません。

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問い合わせ先:株式会社いただきますカンパニー

URL:http://www.itadakimasu-company.com/

(インターネット予約可能。要事前予約「個人ツアー」→「農場ピクニック農場ピクニック:トウモロコシ畑」をクリック)

住所:北海道河西郡芽室町

アクセス:新千歳空港IC→芽室IC→農場

道東道経由で車約2時間10分。

札幌南ICからの場合はおよそ+30分

8月下旬〜9月上旬『えだまめ』

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8月も後半になれば、ぷっくりと育ったえだまめ の収穫時期到来です。ビールが飲みたくなりますね。でも、ドライブ中は我慢!ゆでてから冷凍保存もできますので、持ち帰って楽しんでもいいですね。

体験は以下の施設でできます。基本的に土・日・祝日のみ。事前の予約が必要です。収穫体験以外にも「作る」体験があるほか、産直品を買うこともできます。ご家族で長い時間たっぷりと楽しめるのがこちらの施設。詳しくはホームページをチェックしてください。

体験スポット:くるるの杜

URL:http://www.hokuren-kururu.jp/taiken.html

住所:北海道北広島市大曲377-1

アクセス:JR札幌駅より車35分 新千歳空港から車30分

気になる収穫体験はありましたか?札幌から近く、時間がなくても手軽に楽しみたい、そんな方はくるるの杜さんのような施設へ。いえいえ、しっかり生産の現場を見てみたい!そんな方は十勝のいただきますカンパニーさんや、うちやま農園さんが運営される「畑の原風景体験」をしてみてください。

個人的には、わざわざそのために丸1日スケジュールを空けて、畑に行く価値があると思います。畑の風景は、生産者のみなさんにとっての「日常」です。しかしスーパーに行くことが日課の私たちには、貴重な「非日常」の体験。一度の体験で、旅行先から帰った後の野菜の選び方も変わるかもしれません。今年こそ、「いつかやってみたかった」をぜひ実行してみてください。

 

 

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